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元気なSEO

私の場合も、こうした失敗のなかで、洗髪を避けたい思いが、作られてきてしまったのかもしれません。 私もこれからは勇気を持って、ケリーパードに患者さんの頭をのせるぞと、また新たな目標ができました。
事実は小説よりおもしろい 看護記録看護婦の日々の仕事のなかで、ナースステーションでの記録に費やす時間は、かなりの割合を占めます。 その時々の患者さんの状態を記録しておくことは、継続した治療・看護を行なううえで欠かせないことですから、看護と記録は欠かせない関係。
さらには、医療訴訟ともなれば、大事な証拠の品となりますから、わが身を守るためにも、きちんとした記録が必要になるわけです。 お役所的に業務分析をすると、看護業務には、大きく分けて直接看護と間接看護のふたつの業務があります。
前者は、身体を拭いたり、洗髪したり、話を聞いたりと、直接患者さんのところに行ってする看護。 後者は、医師からの指示受けや記録など、間接的に患者さんのためになることをする時間です。
さらに細かく分ければ、さまざまな業務が出てきますし、法律的には、看護婦の仕事は診療の介助と日常生活の世話に分かれる。 だから、業務を分類するといっても、実はかなり複雑なのですが、こうした分類法にこだわらずに私が内科病棟で日常的にやっていることを時間的に割り振ると、だいたい、以下のようになります。
・患者さんと過ごす時間が、三分の一。 ・患者さんのことで医師や他部門の人と交渉している時間が、三分の一。

・記録をしている時間が、三分の一。 もちろん患者さんの状態やその日の業務分担によってこの割合はかなり変わりますが、ならしてみると、だいたいこんな感じになるように思います。
このなかで、看護婦が一番やりがいを感じ、帰る時にニコニコして帰れるのは、おそらく〃患者さんと過ごす時間″が長かった日。 手のかかる患者さんは多くても、病棟全体に大きな変化がない場合にこうした平安な日が訪れます。
反対に、ストレスがたまってイライラしながら帰るのは、〃患者さんのことで医師や他部門の人と交渉している時間″が長かった時。 どんどん変わる医師の指示を受けていくのは、結構面倒だし、神経も使う。
私のようにおおざっぱで忘れっぽい人間にとっては、余計に神経がすり減る仕事なんです。 それに加えてさらに、検査の申し込みに手違いがあった、連れてくる時間が遅い、など看護記録といっても、実は病院によってその質や量にはかなりの差があるようです。
うちの病院では、〃看護計画″をきっちり立てて、状態の変化があればそれを修正していきますし、〃看護経過記録″で、患者さんの経時的な変化を記録に残していく。 こんなことはもうある規模以上の病院では当たり前のことでしょうが、他の病院から移ってきたの他部門からのクレームが重なると、もう頭はバクハツ。
医師の手違いまで、看護婦に対して怒る他部門の職員には、〃強いものには弱く、弱いものに強い〃人間のいやな部分を見るようで、倍疲れます。 まあ、その個人が悪いというよりも、そうした体質を作っている病院というシステムの問題なんでしょうけど。

ふぅー。 こんなところでグチを言っても、まあ仕方がない。
ただ、患者さんのためになにかするということでは、直接患者さんのところに行くのも、ナースステーションでいろいろ調整するのも、どちらも大事と思っても、やっぱり直接患者さんの顔を見ているほうがやりがいがあるっていう気持ちは、どうしようもありません。 じゃあ、三番目に出てきた記録はどうかというと、実は好きか嫌いかの個人差が、一番出てくるのがこれ。
私自身は記録がそれほど苦にならない看護婦だと思うんですが、外からはわからないその魅力について、お話しましょう。 看護婦のなかには、記録のボリュームの多さに、驚く人がいることも事実です。
しかし、看護計画といっても、なんのことかわからない方がほとんどでしょう。 看護計画とは、各看護婦の対応が統一されるよう、質が保証されるよう、その決めごとをある一定の形で表現するものです。
もちろん疾患についての知識も必要だし、いろんなケアの方法も知っていなければいけない。 そのうえ表現の流儀にもいろいろあり、考えだすとなかなか奥が深いんですよ。
記録が苦にならないと言っても、私はこの看護計画のほうは、はっきり言って、苦手。 定時をはるかに超えて残業をしてまで看護計画を立てる、なんていうことは、もちろん苦痛だし、その意味では、優等生な看護婦じゃあないんです。
なかには、さまざまな看護理論を学んで、それを自分なりにかみ砕いて理解し、看護計画のところで、その蓄積を生かしていく人もいますから。 そういう人を見ては、ああすごいなぁ、偉いなぁと、ひたすら尊敬するばかり。
とかく研究と実践って、距離があきがちなのは、看護も他の分野と同じ。 この看護計画の部分が、研究畑の人の業績を実践の場に取り込む一番の窓口かなとも思うので、もう少し真面目にやらなきゃと思う今日このごろではあります。

ところで、看護計画から理論の話に飛びますが、この世に看護理論家、看護研究者という人たちがいるということも、多くの人に知ってもらいたいこと。 看護婦というと現場の看護婦が多く目につくと思うのですが、看護婦の卵を教える教育者もいれば、看護に関するさまざまな問題を研究したり、新しい理論を組み立てたりする人もいるんです。
本当ならば、そうした教育・研究畑の人たちの業績をいただいて、現場での実践がさらにいいものになるのが理想。 でも、実際にはどちらがエライ、みたいな生々しい話も出ていて、これまた難しい問題なんですよねえ。
ちなみに私は、看護を理論的に考えていこうとする人々が、けっして嫌いではありません。 まあ、理論畑の人のほうが頭がいいとか、すぐれているとか言われると、そりやあおもしろくないし、地に足着かない理論家の批判には、〃書生論だぜ〃と鼻で笑っちゃうこともありますけど。
でも、時には鼻で笑うってことも含めて、それはお互いが同じ地平に立ってるってこと。 たとえ喧嘩をするんでも、お互いの〃立場″を非難しあうんじゃなく、相手の言っていることにかみつく直接的なコミュニケーションが、大事だと思うんです。
このふたつは、同じに見えて、実はとっても違うことだと思う。 やっぱり大事なのは、迷いもあれば悩みもある人間同士の対話を持つってことですよね。
実際、ひとりの人間でやれることなんて限られてるんだから、みんな、自分が一番得意私が理屈抜きに好きなのは、なんといっても経過記録に、見たままを書くことです。 特に、私が燃えるのは、患者さんの異常行動を見た時。
ひとたび患者さんの異常行動なことをすればいい。 そして、自分と違う分野でがんばってる人がいれば、心のどこかでありがたさを感じるくらいにしておくと、喧嘩も醜くならないんじゃないでしょうか。
私はたまたま働き始めた〃病院″って世界がすごく気に入ったから、ずっと臨床にいようと思ってますけど。 でも、理詰めの世界っていうのはけっして嫌いじゃないんですよね。

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